2022年11月8日(火)は、「皆既月食」と「天王星食」が同時に見られるW食の日。
皆既月食と惑星食(天王星食)が同時に観測できるのは、1580年7月以来442年ぶりで、次回はなんと300年後になるのだそう。
まさに一生に一度しか見られない、大変珍しい天体ショーです。
愛媛県ではどの方角に何時頃見られるのか、また、特別番組のライブ配信についてもまとめてみました。
今夜はお天気も良さそうです。ぜひ皆さんも、夜空を見上げてみてくださいね。
「皆既月食」と「天王星食」が同時に見えるW食!?
「皆既月食」とは、太陽・地球・月が一直線に並び、月の全てが地球の影に入り込むことで起きる現象のこと。
皆既となった月は地球の影に完全に隠されはしますが、真っ黒になるのではなく、「赤銅色」(しゃくどういろ)と呼ばれる、赤黒い月に見えます。
2022年11月8日(火)は、そこに天王星も並んで「天王星食」となります。
「皆既月食」と「天王星食」(惑星食)が同時に起こることは大変珍しく、1580年7月以来442年ぶりです。
気になる今夜のお天気は・・?
夜は冬型の気圧配置となるため、太平洋側を中心に皆既月食はとてもよく見える予報です。
愛媛県内各地も、今夜のお天気は「晴れ」となっています。
次回の皆既月食はいつ?
W食は300年後ということでしたが、次に皆既月食が日本で見られるのは、約3年後の2025年9月8日だそうです。
次回の皆既月食までも、約3年もあるのですね!
なおさら、今夜のチャンスは逃せませんね。
【愛媛県の皆既月食2022】どの方角に見える?
では、愛媛県では、皆既月食はどの方角に見えるのでしょうか。
2022年11月8日(火)の月食は、東北東の空で始まり、東の空で皆既月食を迎えます。
愛媛県の皆既月食も、東北東から東の空に見えるということですね。
【愛媛県の皆既月食2022】は何時に見える?
続いては、気になる皆既月食の時間帯です。
月は18時9分頃から欠け始め、19時16分頃に皆既食となります。(=皆既食のはじめ)
19時59分頃が食の最大(月が地球の影に最も入り込む)で、皆既食が終わるのは20時42分頃(=皆既食の終わり)、そして21時49分頃には満月となります。(=部分食の終わり)
今回は月が地球の影の中心近くを通るため、約86分間にわたって皆既月食を見ることができるようです。
月食は全国どこでも同じタイミングで起こりますが、愛媛県では17時過ぎに月が見え始めるので、比較的低い空で月食が始まると予想できます。
天王星食はわずか〇秒!?
惑星食は観測する場所によって時間が異なります。
したがって、ご自身の観測地点でいつ天王星食が始まるのか、事前に確認しておく必要があります。
県内各地の天王星の潜入開始時刻・出現開始時刻はこちらです。
国立天文台の惑星食予報によると、愛媛県松山市の2022年11月8日(火)の天王星は、潜入開始時刻が20時25分50秒、潜入終了が20時26分02秒です。
つまりわずか12秒ということになります。
月に隠れていた天王星が出現し始めるのは21時17分42秒で、21時17分54に出現が終了します。
▼愛媛県松山市の天王星食予報(国立天文台HP)
https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/occulx_p.cgi
肉眼で見るのは難しい?望遠鏡・双眼鏡の準備がおすすめ
天王星は約6等級で薄い青色で、晴れていても、肉眼で見るのは厳しいくらいの明るさなのだそう。
皆既月食中であれば暗いため普段よりは見つけやすいようですが、望遠鏡や双眼鏡があれば、スタンバイしておくといいですね。
特別番組のライブ配信(youtube)
最後に、「皆既月食+天王星食」の特別番組・ライブ配信について紹介します。
ウェザーニュース公式youtube
ウェザーニュースでは、今夜のW食を全国5地点から同時生中継!
11月8日(火)18時から、ウェザーニュース公式youtubeで生配信されます。
【LIVE】皆既月食・天王星食(惑星食)特別番組2022〜全国5地点から同時生中継〜
ウェザーニュースライブカメラ中継(北海道名寄市)
北海道名寄市からのライブカメラ中継はこちらです。
ウェザーニュースライブカメラ中継(福島県田村市)
福島県田村市からのライブカメラ中継はこちらです。
ウェザーニュースライブカメラ中継(千葉県千葉市)
千葉県千葉市からのライブカメラ中継はこちらです。
ウェザーニュースライブカメラ中継(富士山周辺)
富士山周辺からのライブカメラ中継はこちらです。
ウェザーニュースライブカメラ中継(徳島県阿南市)
徳島県阿南市からのライブカメラ中継はこちらです。
国立天文台公式youtube
国立天文台は、東京都にある三鷹キャンパスから皆既月食をライブ配信!
天王星食の様子も、望遠鏡を使って撮影予定だそうです。
解説を務めるのは、山岡均さん(国立天文台 准教授/天文情報センター長・広報室長)と渡部潤一さん(国立天文台 上席教授)のおふたり。
11月8日(火)18時から22時まで、国立天文台公式youtubeで生配信されます。
【ライブ配信】皆既月食+天王星食