愛南町観光

【2023年最新】外泊・石垣の里(@愛南町/観光)まるで城壁!歴史ある石垣が守る宇和海を臨む美しい集落

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石垣の里アイキャッチ

愛媛県南宇和郡愛南町にある「外泊」(そとどまり)という集落を知っていますか?

海に面した山際の急斜面にある外泊地区は、石垣の上に築かれた集落です。

外泊は「石垣の里」とも呼ばれるほど、石垣が特徴的で美しく、「美しい日本のむら景観コンテスト」農林水産大臣賞を受賞!

「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」「美しい日本の歴史的風土100選」にも選ばれた風光明媚なスポットです。

テレビにも取り上げられ、テレビ朝日「ナニコレ珍百景」(2023年4月放送)では、まるでマチュピチュのようである、と紹介されましたよ。

この記事ではそんな石垣の里の魅力を写真たっぷりにお伝えします!

※2023年5月時点の情報です。

美しさで名を馳せる「石垣の里」

愛南町にある外泊(そとどまり)は、石垣の里として有名です。

海風や台風から家を守るため、江戸時代末期から明治時代にかけて築かれた石垣は、今もなお集落を守っています。

歴史あふれるノスタルジックな雰囲気が、宇和海を臨むゆったりとした風景と合わさって、とても素敵なんですよ。

石垣の里1

それもそのはず、景観の素晴らしさから<「美しい日本のむら景観コンテスト」農林水産大臣賞を受賞しているんです。

他にも「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」「美しい日本の歴史的風土100選」にも選ばれています。

「美しい日本のむら景観コンテスト」の集落部門では、外泊だけが愛媛県から唯一選ばれました!

最近では、テレビ朝日「ナニコレ珍百景」(2023年4月放送)にも紹介され、「ナニコレ珍百景登録」されましたよ。

訪ねる人を魅了してやまない風景です。


歴史を物語る石垣

外泊にはこのような美しい石垣が築かれています。

近くで見ると、想像より石垣が高く積み上げられていてびっくりです!

石垣の里2

そして、よく見るお城の石垣よりもゴツゴツしているように感じます。

その理由は、外泊の石垣は山を切り開いて出てきた石を一つ一つ積みあげて作り上げられているからです。

この石垣は江戸時代末期から明治時代にかけて、隣の中泊という集落からこの地に移り住むときに作られたんですよ。

美しい石垣には人々の歴史も刻まれています。

石垣の里3

海風から家々を守るため作られた石垣には工夫がいっぱいあります!

崩れにくいように水はけをよくするようにしていたり、万が一、石垣が崩れても、他の家に被害が及ばないようにしていたり、と知恵が詰まっているんです。

そして、外泊の石垣は外泊の人たちが自己流で作りあげたと言われています。

これだけの石垣を重機などない時代に、人の力で積み上げていくのは想像を絶する大変さだったはずです。

石垣の里4

古の人達に想いを馳せながら、集落を歩いてみるのもおススメです。

なんだか、タイムスリップしたような気持ちにもさせてくれますよ。

美しい宇和海を臨む風景もとてもすがすがしく穏やかな気持ちになりますよ。

遠見の窓~海に想いを馳せる

海が見えるといえば石垣に作られた遠見の窓がとても特徴的です。

遠見の窓は、家の中からでも海の様子が見ることができるように石垣の一部分だけが窓に合わせた高さになっています。

遠見の窓

本当に窓のようですね!

漁に出る住民たちにとって海の様子はとても重要であったことを伺い知ることができます。

海の様子を見るだけでなく、窓から漁に出た家族の安全を願ったり、船の帰り待ち詫びたり、そんな光景も目に浮かんできますね。

遠見の窓2

石垣や家々の間から見える海は、心洗われるような美しさです。

外泊の小川~生活の場

外泊には小川も流れています。

小川を囲んで家が建っているのは、小川は生活に欠かせない場所だったからです。

外泊の小川

昔はこの小川で洗濯などの家事をして、住民同士が集まる交流の場にもなっていました。

日が暮れるまで井戸端会議をしていたのかな、などと想像するのも楽しいですね。

外泊の小川2

時の流れを感じる段々畑

小川の向こう側の山肌にも注目です。

よく見ると石垣が続いているんです。

段々畑

木や草が生えていて、分かりにくいですが、確かに石垣が続いています。

昔は山の中まで段々畑が続いていたそうです。

イノシシの侵入を防ぐ、シシ垣と呼ばれる石垣もあったそうですよ。

段々畑2


石畳の道~どこを歩く?

そして石垣と合わせて足元の石畳の道も素敵です。

石畳の道

色々な大きさの石が敷き詰められた石畳。

昔の人たちは、歩くときに踏む石を決めていたと言われています。

石畳があると、大きな石を選びながら足を進めていたなぁ、などと童心に返るような気持ちにもなりますね。

石畳の道2

海の上に作りあげられた道越鼻の石垣

外泊には、海の上にも石垣があるのは知っていますか?

この石垣は、「道越鼻(みちごえばな)の石垣」と呼ばれています。

海の上の石垣

どうして海の上に石垣があるのでしょうか?

それは、風から集落を守るために作られたと言われています。

厳しい環境の中、工夫を重ね、自然と共に暮らしてきたことがとてもよくわかります。

石垣の里遠景

だんだん雛祭り

毎年3月~4月初めまで「だんだん雛祭り」というイベントを開催しています。

だんだん雛祭り1

石垣の里にちなんで様々な石雛やアート作品が展示されますよ。

だんだん雛祭り2

詳細については、愛南町観光協会公式HPをご確認くださいね。

石雛たち

思い思いのお雛様はとても可愛いですね!

そして、だんだん雛祭り以外の時期でも石雛やアート作品の一部を見ることができますよ。

歩きながら、探してみてくださいね。

休憩や軽食はだんだん館で!

石垣の里の休憩スポットをご紹介します。

休憩には、石垣の里の中にある「だんだん館」がおすすめです。

石垣の里の上のほうに位置したところにあり、コーヒーや軽食をいただくことができますよ。

だんだん館

だんだん館は定休日があるから気を付けてくださいね。

住所 〒798-4208 愛媛県南宇和郡愛南町外泊252番地
電話番号 0895-82-0311
営業時間 8:30~17:00
定休日 毎週火曜日

石垣の里5


基本情報~アクセス等

外泊は住民の方が生活している集落です。

くれぐれも住民の方の迷惑にならないように散策してくださいね。

住所 〒798-4208 愛媛県南宇和郡愛南町外泊
電話番号 0895-72-7315(愛南町商工観光課)
駐車場 あり(無料)
トイレ あり
HP 愛南町公式ホームページ~外泊「石垣の里」

アクセス

松山・宇和島方面から車で訪ねる場合は、松山自動車道を通り、津島若松ICを降りて国道56号を南下します。

愛南町に入って県道34号線に進み、道なりに進めば着くことができますよ。

松山ICから津島岩松ICまでの所要時間は、1時間20分位かかります。

津島若松インターから石垣の里までは50分位かかりますよ。

地図はこちら。

松山・宇和島方面からバスで訪ねる場合は、まず、愛南町の御荘(みしょう)という所を目指します。

松山市内や宇和島駅から宇和島自動車のバスが出ています。

そして御荘から外泊行きのコミュニティバス、あいなんバスに乗り換え、外泊のバス停で下車します。

松山市内から訪ねる場合バスの本数が少なく、乗り継ぎも多く時間もかかるため、事前に調べてからの訪問をお勧めします。

バスは、頻繁には出ていないので、帰りの時間など、あらかじめHPで時刻表をチェックしておくと安心ですね。

松山~御荘 宇和島自動車バス-松山線
御荘~外泊 あいなんバス・外泊・城辺線のバス停留所

駐車場やトイレは休憩所「しおかぜ」へ

駐車場は石垣の里の麓にある休憩所「しおかぜ」の前に駐車スペースがあるので、こちらに停めることができます。

中にはトイレもあり、案内マップ外泊の昔の写真もありますよ。

散策の前に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

しおかぜ

Googleストリートビュー

最後にストリートビューを貼っておきます。

石垣の里にいるかのような気分を感じてみてくださいね!

イベントコースにもなっています!

マラソンやサイクリングに親しんでいる方は、こちらのイベントもおススメです!

毎年サイクリングの日に開催されているサイクリングパラダイスは西海ふれあい公園から、高茂岬をめぐる往復30㎞のサイクリングイベントです。

そのコースに外泊も入っていて、サイクリングの途中に散策ができますよ。

詳しい情報は、愛南町観光協会公式HPを見て確認してくださいね。

他にも、愛南マラニックというイベントも2023年8月に開催予定です。

こちらは、約50㎞のアップダウンの激しいコースを、愛南町の絶景やグルメを楽しみながら走るイベントだそうです。

外泊地区も、エイドステーションになっていますよ。

いろいろなカタチで、外泊の美しい景観を楽しむことができますね。

おススメの周辺観光

石垣の里の近くには、高茂岬というスポットがあります。

こちらも美しい景観が有名で、太平洋を眼下に見ることができますよ。

海賊つうしん。でも紹介しているので是非参考にしてみてくださいね。

【高茂岬】愛南町の知られざる100m級の断崖絶壁が続く絶景での夕日


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