愛媛県の最南端に位置する南宇和郡「愛南町」。
その愛南町の中でも南の果てにある「高茂岬」(こうもみさき)をご存じでしょうか。
豊後水道に突き出した船越半島に位置する高茂岬は100m級の断崖絶壁が続く絶景です。
晴れた日には九州が見えたり、毎年11月頃にはノジギクが咲き誇ります。
中でも一番のおすすめは、遥かな海にゆっくりと沈む夕日です。
この記事では、そんな知られざる高茂岬の魅力を写真たっぷりにお伝えします。
愛媛県の岬といえば?
愛媛県の岬といえば、やはり伊方町にある「佐田岬」(さだみさき)ではないでしょうか。
日本一細長い佐田岬半島やメロディーラインが有名ですよね。
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ですが、今回ご紹介する「高茂岬」(こうもみさき)も、ぜひ訪れてほしい岬です。
高茂岬とは
「高茂岬」は、愛媛県最南端の「愛南町」にある岬です。
愛南町の、さらに南の果てに位置しています。
天気がよければ、隣の高知県や、豊後水道を挟んで九州が見えます。
さらに高茂岬は、100m級の断崖絶壁や、11月頃には野路菊(ノジギク)が咲き誇り、渡り鳥も見ることができます。
そして何より、広大な海に沈む夕日が最大の見どころです。
高茂衛所(こうもえいしょ)
高茂岬にはもう1つポイントがあります。
ここには昔、「高茂衛所」(こうもえいしょ)という防備衛所がありました。
防備衛所とは、その昔日本の海軍が国土を守るために作った設備のことです。
主に、敵の潜水艦の侵入を防ぐために作られたようです。
確かに、このあたりは地面が平らになっていて、建物があったことが想像できます。
高茂岬は豊後水道(ぶんごすいどう)の入り口に位置しており、軍事上重要な場所でした。
戦時中は、岬の先端に砲台も設置してあったそうです。
昔は国を守るための場所でもあったのですね。
壮大な眺め~空と海と夕日
高茂衛所の向こうに進むと、海が見えてきます。
とっても壮大な眺め!海岸線の向こうの方まで見渡せます。
この日は残念ながら曇っていましたが、晴れた日には九州も見えるようです。
夕日
夕日の時間帯も、ロマンチックで素敵です。
高茂岬はとても静かな場所なので、カップルで来るのにぴったりです。
目の前の豊後水道は、今でも海上交通が盛んです。
沈む夕日にゆっくりと進む船を眺められるなんて、とても贅沢な時間ですね。
周辺観光スポット
高茂岬がある船越半島は、他にも見どころが満載です。
石垣の里で有名な「外泊」(そとどまり)や、船に乗りながら熱帯魚やサンゴが楽しめる「海中展望船」などがおすすめです。
石垣の里 | http://www.town.ainan.ehime.jp/kanko/sightseeing/zekkei/ishigakinosato.html |
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海中展望船 | http://nishiumi.info/kankousen.html |
「高茂岬展望園地」の基本情報
高茂岬が見える「高茂岬展望園地」の基本情報です。
営業時間や休日は特にありませんが、夕日が見える時間帯に行くのがおすすめです。
住所 | 〒798-4219 愛媛県南宇和郡愛南町高茂 |
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電話番号 | 0895-82-1111(愛南町役場西海支所) |
駐車場 | あり(無料) |
HP | https://www.town.ainan.ehime.jp/kanko/sightseeing/zekkei/komomisaki.html(愛南町HP) |
アクセス
高茂岬へは車で移動します。
宇和島道路の津島若松インターを降りて国道56号を南下、愛南町に入って県道34号線に進み、あとは道なりに行けば到着できます。
途中、外泊を超えたあたりから道が狭くなるので要注意です。
駐車場
駐車場は、台数も十分にあり、整備もされていますよ。
トイレ
お手洗いもあるので安心です。
Googleストリートビュー
最後にストリートビューです。
ストリートビューからでも高茂岬の眺めを体感できますよ。