愛媛県今治市に、カプセルホテル「しまなみ温泉・喜助の宿(きすけのやど)」が2020年2月22日オープン!
2017年11月1日にオープンして以来サイクリストに人気の温泉施設、しまなみ温泉喜助の湯の3Fの一部が改装され、カプセルホテルが誕生します。
まだ利用したことがないサイクリストの方にもぜひ注目していただきたい「しまなみ温泉・喜助の宿」について、オープンより一足先に今回詳しくご紹介します♪
今治駅裏にカプセルホテル「喜助の宿」がオープン!
しまなみ温泉・喜助の宿があるしまなみ温泉喜助の湯は、日本初のサイクリングをコンセプトにした温泉施設ということもあり、毎年1万人以上のサイクリストに利用されています。
しまなみ温泉喜助の湯がオープンした際に詳しく紹介した記事も、合わせて参考にしてくださいね。
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しまなみ温泉喜助の湯(@今治/温泉)特集!グランドオープン前に潜入してみた。
これまではあくまでオーバーナイトステイ(仮眠)という形が可能でしたが、多くのお客さまのご要望により、簡易宿泊免許を取得し、充実のサービスと最新の寝具にてゆっくり睡眠を取ることができるようになりました。
また、シーズンにより変動はありますが、天然温泉や岩盤浴、サウナなどの利用ができて1泊3,400円〜とリーズナブルな値段なのも嬉しいポイント!
新しくモーニングビュッフェもスタート、その他自転車ロッカー・工具貸出やコインランドリー、マッサージなどのサービスも充実しているなど、サイクリストにとってオアシスのような存在です。
JR今治駅のすぐ側!
喜助の宿があるのは、今治駅から徒歩で約3分ほどの場所。
今治駅の西口から出て大きな道路をまっすぐ進んでいくと、左手に駐車場と建物が見えてきます。
喜助の宿の外観はこちら。
目印になるのはこちら
喜助の宿 グランドオープンとともに完成されました。
もしも江戸時代が続いていたらしまなみはこんな感じ?を描いたユニークなフォトスポットです。
とても映えるスポットなのでサイクリストの方はもちろん、訪れた方みなさんにおすすめです!
喜助の宿・カプセルホテル宿泊料金
カプセルホテルの魅力は、何と言ってもリーズナブルなお値段で宿泊することができること!
喜助の宿では1泊3,400円(税別)〜宿泊が可能。
そしてなんとそのお値段で、天然温泉や岩盤浴、サウナなども利用できちゃうんです♪
宿泊料金 (天然温泉・岩盤浴・サウナ利用OK) |
1泊3,400円(税別)〜 ※シーズンにより変動 |
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料金はシーズンにより変動
滞在最大19時間チェックイン・チェックアウト
チェックインは15時、チェックアウトは翌日10時です。
チェックイン | 15:00 |
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チェックアウト | 10:00 |
リストバンドでキャッシュレス
施設内では、入館時に渡されるリストバンドで飲食やマッサージ、物販などキャッシュレスでご利用できます。
退館時にまとめて支払う際は、PaypayなどのQR決済・クレジットカードのお支払いにも対応できるようになりました。
喜助の宿の予約方法は3つ
喜助の宿の予約方法は3つあります。
①公式ホームページ・楽天トラベルなどのWeb予約
※ネット予約は2020年3月1日から可能です。
公式ホームページから宿泊予約することができます。
https://kisuke.com/yu-imabari/access
楽天トラベルからも宿泊予約することができます。
楽天トラベル: しまなみ温泉 喜助の宿 宿泊予約
②電話予約
電話で宿泊予約することも可能です。
電話番号 | 0898-22-0026 |
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④受付で直接来店
受付で直接、宿泊予約することも可能です。
喜助の宿・カプセルホテルに潜入!
さぁ、いよいよ宿泊ができるカプセルホテルへ行ってみましょう♪
フロントを過ぎてすぐの、左手にある自動ドアが入口です。
喜助の宿のロゴが新しく加わっています。
宿泊者以外でも、入浴料に加えて追加料金を支払うと、ここからの有料エリアにある岩盤浴やプレミアムラウンジを利用できます。
宿泊できるカプセルは全部で30床!
喜助の宿のカプセルホテルがこちら!
全部で30床あり、男女ドミトリーです。
大きなクッションやカップルシートなどがあったエリアが改装され、カプセルホテルとして生まれ変わりました。
元々あった、本棚と一体になった個室は変わらず設置されています。
理想的な寝心地の最新のベットマット&選べる枕
カプセルホテルで使用しているベットマットは、三次元スプリング構造体・ブレスエアーを採用して高い弾力性で体を支え体圧を分散します。
体重が体の一部に集中することがないため、腰や肩の負担が軽減され理想的な寝心地が得られます。
枕は3種類から自分好みのものを自由に選べます。
はじめにセッティングされているのはフェザー&パイプ枕ですが、その他にそばがら枕が用意されています。
その他個室内の設備について
カプセルホテル個室内の設備について紹介します。
喜助の宿、オリジナルカプセルユニットは、木の香りとぬくもりを感じられる地元の大工職人が製作。
空調設備
枕元付近にある銀色のパーツは、向きや風量を調節することができる空調設備。
調光スイッチ・USBコンセント
その下には、照明の明るさを調節できる調光スイッチや、充電用USBを直接繋ぐことができるコンセントなどが設置されています。
鍵付きロッカー
貴重品などを入れられる、鍵付きのロッカーがついています。
小物などの保管やタオルが掛けられるハンガーラックもあります。
棚・コンセント
ちょっとしたものが置ける棚や、通常のコンセント2口、あとは将来的に導入予定だというテレビのコンセントもありました。
従来のカプセルユニットより広い設計で、充実した設備がぎゅっと詰まっています!
ロールカーテンで間仕切り
外部からの視線をシャットアウトできるロールカーテンが各部屋についています。
ロールカーテンを降ろす前は、個室内の一部が見えていますが…
ロールカーテンを降ろすと、外から見えない個室になります。
もちろんカーテンで仕切っているだけなので物音などは多少聞こえますが、外から見えないというだけでとても安心。
よりゆっくりとくつろいだり、眠ることができそうです♪
ドアや鍵はなくロールカーテンの仕切りのみなので、それを踏まえた上でご利用くださいね。
高速フリーWiFi
全館フリーWiFiを完備。
もちろんカプセル内でもYou Tubeなどの動画コンテンツをご自身の携帯やタブレットで視聴することも可能です。
ホテル内の共用スペースについて
共用スペースには、シャワー室やスーツケース置き場があります。
シャワー室
入ってすぐ左手にあるシャワー室。
刺青やタトゥーが入っており温泉に入れない方や、温泉が苦手な方などはこちらでサッパリすることができます。
写真には写っていませんが、脱衣用のカゴや、温泉と同じようにシャンプー類も置かれる予定です。
ロック可能!スーツケース置き場
手すりとスーツケースをチェーンロックで繋いで置けるスーツケース置き場もあります。
旅行やビジネスなどで利用される方は荷物が多い場合もありますし、ロックが掛けられるのは安心ですね。
セキュリティバッチリで安心
ここまで紹介してきた宿泊スペースへは、カプセルホテルの宿泊者しか入れないようになっています。
入口の自動ドア付近にある機械にリストバンドをかざすと、入退室ができるシステムです。
宿泊スペースには監視カメラが設置されており、万が一の時にも安心。
3Fフロアのプレミアムラウンジについて
宿泊スペース以外の3Fフロアはこれまで同様、プレミアムラウンジとして利用可能。
漫画や雑誌などの書籍、ゲーム類、iMac(パソコン)、テレビ付きのリクライニングシート、ドリンクバーなどが自由に利用できます。
バーカウンターが食事スペースに
元はバーカウンターだった場所が、宿泊者向けの食事スペースへと変化。
新しく電子レンジやお湯を沸かせる電気ケトルが導入され、持ち込みしたお弁当やカップラーメンをお召し上がりいただけます。
ドリンクバーは継続して用意され、挽きたてコーヒーや紅茶を自由に飲むことができます。
テレビ取材されたカップルシート!
ハニーシートと呼ばれる、蜂の巣のような形のカップルシート。
そのユニークな形やカップルでゆっくりくつろげることが話題となり、2020年1月4日放送のマツコ会議(日本テレビ系)で取り上げられたことも!
元はカプセルホテルになった場所に設置されていましたが、今回プレミアムラウンジへと移動されています。
自由に使えるiMacが2台
iMacが2台用意されており、自由に利用することができます。
オープンな場所にあるため、ここで仕事するのはちょっと難しいかもしれませんが、ちょっとした作業や調べ物が必要な場合などに役立ちそう。
その日に撮影した写真を、楽しそうに眺めている方もいるそうですよ♪
1万冊の漫画や雑誌読み放題!
漫画や雑誌などの書籍が約1万冊あり、時間の許す限り、自由に読むことができます!
ついつい夜更かししちゃいそうですね。
ゲーム類も充実
ボードゲームやカードゲーム、テレビゲームも自由に遊んでOK。
テレビ付きリクライニングシート
テレビ・タブレットPCが付き、こだわりのオリジナルシートで快適な仮眠が可能なリクライニングシートは全部で16席。
そのうち3つは、女性専用シートになっています。
宿泊者に嬉しいサービスいろいろ
まだまだ嬉しいサービスがいっぱい!
宿泊者向けに、モーニングビュッフェが始まります。
ワンコインで朝食バイキング
カプセルホテルオープンに伴い、1Fにあるごはん処八兵衛で朝食バイキングがスタートします。
500円(税抜)で、様々なメニューがいただけます。
ワンコインでしっかり朝ごはんが食べられるのは嬉しい!
濃厚で美味しい卵は、卵かけご飯で食べるのがオススメ。
グラノーラやヨーグルトもあります。
その他、バゲットや、八兵衛のシェフが作る日替わりの自家製カレーも。
ジュースや牛乳、コーヒーなどの各種ドリンクも用意されています。
八兵衛は館内からだけでなく、お食事だけのお客さまは直接入店することができます。
こちらが外の入口。*モーニングビュッフェは宿泊者と入浴される方限定です。
八兵衛の入口はこんな感じです。
コインランドリー
コインランドリーには全自動一体式の洗濯機が2台あります。
洗濯と乾燥が一度で完了するので時短になりますし、荷物を少なくしたい方にとっても嬉しいですね!
1Fフロアで身体のメンテナンスを
1Fフロアには、ボディケアやエステが受けられるお店、ヘアカットができる髪切り処、マッサージ機などもあります。
手もみ処癒和(ゆわ)では、ボディセラピー、フットセラピーなどの他、ストレッチ専門コースのストレッチアシストの施術を受けられます。
癒和香庵(ゆわこうあん)では、アロマテラピーのエステが受けられます。
無料のマッサージ機は4台あります。
1Fで身体のメンテナンスをしっかりしておくと、翌日のコンディションがさらに良くなりそうですね!
お土産が見つかる!フロント前をチェック
フロント前の物販コーナーにも注目。
気軽なお土産や、サイクリングに持っていける栄養補給食などが販売されています。
こちらはサイクリング柄、ブリッジ柄の今治ガーゼタオル。
サイクリングで来られる方、記念にいかがでしょうか♪
ちょっとしたお土産にもぴったりの、しまなみ・ゆめしま海道限定「しまなみわなげチョコレート」もどうですか?
しまなみ海道の風景が描かれていてとても可愛らしいですし、自転車の「輪」と輪投げの「輪」をかけているところもナイスですね。
こちらの今治産の「minagiru(みなぎる)」は、サイクリスト専用の栄養補給食。
新聞や雑誌など、多くのメディアで取り上げられているそうです!
写真には写っていませんが、こちらの棚には今治の新鮮な朝どれ野菜が並ぶそう。
愛媛の美味しいものが販売されています。
天然温泉や岩盤浴も併設
10種類以上の多種多様な浴槽がある天然温泉や、岩盤浴もありますよ。
地下1,000メートルより湧いた天然温泉
天然温泉
喜助の湯は天然温泉。
西日本最大級の広さの浴槽で、高濃度炭酸風呂にゆっくりつかりましょう〜♪
こちらの温泉は、壁画がとても素敵なんですよ。
女湯はCM・雑誌でも活躍している日本画家の鬼頭祈(きとういのり)さんの作品。
男湯は浮世絵イラストレーターNAGAさんの作品。
壁画の近くにある壁画のストーリーやコンセプトなどが書かれたプレートを読んでから眺めると、さらに面白い発見があるかもしれません♪
フロント前の廊下でも、小さいサイズの壁画を見ることができます。
ロウリュサウナ
ロウリュとは、加熱したサウナストーンに水を注ぎ、大量のマイナスイオンを含んだ蒸気を発生させるサウナ浴。
こちらでは1時間に1度、自動ロウリュが行われていますよ。
サウナ好きな方にはたまらないのではないでしょうか!
2Fには岩盤浴やハンモックが
2Fには男女共用の岩盤浴エリア、クールダウンルームがあります。
カプセルホテルオープンに伴い岩盤浴の利用時間が変更され、通常のお客様は22:00まで、それ以降は宿泊客専用となりました。
写真映えしそうなハンモックチェアもありますよ♪
サイクリストに嬉しいサービス・設備
サイクリストに嬉しいサービスや設備はまだまだあります!
自転車のロッカー
高額なロードバイクを安心して預けることができる、国内初の自転車専用ロッカー。
自転車のロッカーは全部で11台分。
防犯カメラや、各種整備用の工具も完備されているので安心です。
サイクルスタンド
通常のサイクルスタンド(駐輪場)もあります。
こちらにも防犯カメラがついているので安心!
eバイク(スポーツ用電動自転車)レンタサイクル
レンタサイクルのサービスは以前からありましたが、なんとeバイクが登場しています!
eバイクとは、電動自転車の中でもスポーツ用に作られたものを指すそう。
長時間のサイクリングでもとっても快適に走ることができるので、ぜひ一度体験してみてほしいとのことです!
通常の自転車はこちら。
しまなみ海道サイクリング料金
ここまで、主にサイクリストの方向けに喜助の宿、喜助の湯の魅力を紹介してきました。
実際行ってみるとして、広島方面から自転車で来て宿泊するといくらかかるのか?
大阪方面から自転車で来て宿泊するといくらかかるのか?
一番格安な方法を知りたい方も多いのではないでしょうか。
最後に、自転車で広島や大阪から来る場合に一番お安く楽しめるプランをご提案します♪
広島からはしまなみ海道サイクリングロードで!
広島方面から自転車で来る場合は、しまなみ海道のサイクリングロードを通りましょう♪
サイクリストの方ならもちろんご存知かと思いますが、しまなみ海道サイクリングロードとは、広島県尾道市〜愛媛県今治市まで島や橋を自転車で通ることができる道。
マップは尾道駅〜しまなみ温泉喜助のルートで、約65㎞ほど。
実は2020年3月31日まで、しまなみ海道の自転車通行料金が期間限定で無料となっているんです!
本当は2019年の3月末までだった割引企画が、好評だったことから延長されたそう。
2020年4月からは通常料金に戻るはずですので、今回はそちらの料金で計算します。
しまなみ海道サイクリングロード通行料金 |
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【因島大島】50円 |
【生口橋】50円 |
【多々羅大橋】100円 |
【大三島橋】50円 |
【伯方・大島大橋】50円 |
【来島海峡大橋】200円 |
因島大橋〜来島海峡大橋まで全て利用すると、片道が合計500円。
これで喜助の宿に宿泊する場合、1泊の最低価格が3,400円(税別)。
なんと4,400円〜、サイクリングを楽しみ、充実の施設で宿泊することができます♪
大阪からはフェリーを利用したお得なコース!
大阪方面からは、大阪南港から自転車と一緒に四国オレンジフェリーで愛媛県の東予港まで行き、そこから今治へ自転車で向かうコースをご提案します。
東予港は今治に比較的近く、ルートにもよりますが、25㎞程度。
大阪南港・東予港のどちらからも22時発、6時着となっており、夜に出発〜起きたら到着!なので時間も有効に使えそう!
大阪南港発→東予港行き |
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22:00発→6:00着 |
東予港発→大阪南港行き |
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22:00発→6:00着 |
フェリーの運賃は、期間によって変動します。
今回は春からのサイクリングシーズンに向けて、2020年4月からの料金を参考に計算しました。
シングル1名の運賃(2020年4月1日〜6月30日まで)が片道7,200円。
自転車持ち込みの場合は特殊荷物(二輪車)料金が片道1,700円かかるのですが、実は輪行袋の利用で無料に!
なので今回は、輪行袋を利用すると仮定して計算します。
これに加え、喜助の宿に宿泊する場合、1泊の最低価格が3,400円(税別)。
17,800円〜、宿泊料込みで自転車の旅を楽しむことができます♪
サイクリストのための各種船内サービスあり!
また、四国オレンジフェリーにはサイクリストのための各種船内サービスが用意されています。
先ほどの計算で出てきた、輪行袋の利用で自転車料金不要となる以外にも、輪行袋を使わずにそのまま部屋まで持ち込めるマイバイクステイサービス(この場合特殊荷物料金が発生)、空気入れ貸し出しサービス、船内お荷物お預かりサービスなど。
また、大阪南港と東予港それぞれにサイクルステーションがあり、そちらにはサイクルスタンドと空気入れが用意されています。
詳しくは、オレンジフェリーのホームページを参考にしてください♪
東予港から自転車に乗らずに今治へいく方法
メインのしまなみ海道まで体力温存しておきたい!という方や、東予港に着いたら天気が悪く自転車の走行が難しい…などの場合にはこちらのコースがオススメ。
それは、7:00の壬生川(にゅうがわ)駅行きの連絡バスへ乗り、壬生川駅から電車へ今治駅へ行くコース。
自転車を輪行袋に入れての乗車が可能なんです。
片道360円なので、気軽に利用できますね♪
東予港から今治駅前まで直接向かえる無料バスもありますが、こちらは自転車の持ち込みができません