松山温泉

【道後温泉椿の湯】道後温泉本館と同じ源泉かけ流しの公衆浴場

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道後温泉椿の湯トップ

要チェック!


愛媛県松山市にある「道後温泉 椿の湯」は、松山市民の湯として親しまれている公衆浴場で、道後商店街の中央にあります。

第8回国民体育大会開催の1953年に建設され、1984年に改築、2017年には施設改修工事も行われました。

「道後温泉 椿の湯」は3000年の歴史を誇る道後温泉本館と同じく、無加温・無加水の源泉かけ流しの湯です。

市民に愛され続けている「道後温泉 椿の湯」の設備や料金、またその魅力に迫ります。


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落ち着いた佇まいの道後温泉椿の湯の外観

「道後温泉 椿の湯」の外観は、道後温泉本館とはまた違った雰囲気。

銭湯のように気軽に訪れやすい印象になっています。

椿の湯 外観

道後温泉公式サイト

建物全体がL型の鉄筋コンクリート造2階建になっていて、近代的。

蔵屋敷風の趣深さが、落ち着いた佇まいを醸し出しています。


道後温泉本館同様の花崗岩を使用した浴槽や湯釜と広々したロビー

ロビーも浴室も天井が高く、広々としていて開放的です。

椿の湯 ロビー

いよ観ネット

特徴ある浴槽や湯釜(ゆがま)には、道後温泉本館と同様の花崗岩(かこうがん)が使用されています。

椿の湯 浴槽

道後温泉公式サイト

浴槽内の湧出口に設置されている湯釜には、松山出身の俳人・正岡子規の句が記されていますよ。

椿の湯 湯釜

道後温泉公式サイト

1894年(明治27年)まで道後温泉本館で使用されてた湯釜が、道後公園に湯釜薬師として保存されています。

時宗の開祖である一遍上人が「南無阿弥陀仏」と刻んだと言われ、日本最古の湯釜として愛媛県指定文化財に指定されています。

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道後温泉本館と同じ源泉かけ流しの湯

源泉かけ流しの道後温泉の湯質はアルカリ性単純温泉で、優しいなめらかなお湯で刺激が少ないです。

疲労回復や神経痛、関節痛や筋肉痛などに効能があると言われています。

源泉かけ流しというのは、湧き出したままの成分を損なわない新鮮な源泉が、浴槽から溢れ流れていることを言います。

法的な定義があるわけではないので、解釈はいろいろありますが、道後温泉は全国でも珍しい加温も加水もしていない源泉かけ流しを実現しています。

道後温泉の泉質については、こちらをご覧くださいね。
道後温泉の歴史・泉質・風情【公式サイト】道後温泉

「道後温泉 椿の湯」も、道後温泉本館と同じく、全国でも珍しい加温も加水もしていない源泉かけ流しの美人の湯です。

温泉の温度は季節によって微妙に変化がありますが、約42度なのでゆっくりと浸かることのできる温度です。

椿の湯 浴槽2

いよ観ネット


道後温泉椿の湯の建設

「道後温泉 椿の湯」は、1953年(昭和28年)、第8回国民体育大会が四国各県で開催された時に建設されました。

その後、1984年(昭和59年)に改築、2017年(平成29年)には改修という歴史があります。

道後温泉椿の湯02

余談ですが、「道後温泉 椿の湯」ができた時には、道後の町の旅館には内湯がありませんでした。

そこで1956年(昭和31年)に内湯が引かれ、今の鷺谷(さぎだに)などの高台に内湯がある大型ホテルなどが建設されました。

道後温泉本館と「道後温泉 椿の湯」、道後の各ホテルや旅館など、道後温泉の湯を多くの人に楽しんでいただけるようになりました。

道後温泉椿の湯の名前の由来にまつわる聖徳太子

596年(法興6年)10月、聖徳太子が僧恵慈(えじ)および葛城臣(かつらぎのおみ)らと一緒に行啓(ぎょうけい)された時、椿が枝をさしかわすように生い茂っている当時の温泉郷の見事な光景を、まるで天寿国にいるようであるとたたえていたそうです。

椿は「ヤブツバキ」のことではないかと言われています。

その聖徳太子の言葉に起源をもち、「道後温泉 椿の湯」と名前が付けられました。

「道後温泉 椿の湯」の南側の緑地には、石碑「聖徳太子道後温泉の碑」が立てられています。

椿の湯 句碑

いよ観ネット

この石碑は、椿の湯の名前の由来でもある聖徳太子が建てた行啓碑に因んで建てられたものだそうです。

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入浴用品の販売

「道後温泉 椿の湯」には、温泉内に備え付けのシャンプーやタオルなどはありません。

しかし、手ぶらで道後に来た方には、石鹸やシャンプー・リンス、カミソリや歯ブラシなどの入浴用品を販売しているので入浴可能です。

みかん石鹸やみかん石鹸付の貸しタオルもあり、愛媛らしさも味わえますよ!

入浴用品の販売についての詳細は、こちらをご覧ください。

道後温泉本館・椿の湯 入浴料金・営業時間|道後温泉物語|道後温泉旅館協同組合

その他の設備

「道後温泉 椿の湯」では、ドライヤーは3分10円で利用できます。

荷物を保管したい方には、各脱衣所にロッカー(10円)と、館内にコインロッカー(100円)もあります。

各種飲料の自動販売機もあります。

ただし、アルコールの取扱いはしていないのと、持ち込みでの飲食はお断りになってるのでご注意ください。

飲食の施設はないので、道後周辺の飲食店を利用してくださいね。

トイレやベビーベッド、「道後温泉 椿の湯」に併設している「いこいの家」の情報など、詳しくはこちらをご覧ください。

松山市|道後温泉のバリアフリーについて

利用料金と営業時間

利用料金 大人(12歳以上)400円、子ども(2~11歳)150円
営業時間 6:30~23:00(札止22:30)
利用時間 1時間以内

※2019年10月1日より松山市在住の高齢者・障がい者等の割引制度が変更となりました。

満65歳以上の高齢者の方、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方の料金については、入浴料助成制度(優待割引入浴証)の申し込みについてをご覧ください。


道後温泉本館の外湯と内湯

道後温泉の外湯として、道後温泉本館・道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)、そして道後温泉椿の湯(つばきのゆ)の3館です。

温泉街に存在する、宿泊を伴わない日帰りの入浴施設のことを外湯と呼び、温泉街に存在する宿泊施設内の入浴施設のことを内湯と呼びます。

道後温泉周辺の内湯は、道後温泉物語の公式サイトをご覧ください。

ホテル・旅館|道後温泉物語|道後温泉旅館協同組合

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「道後温泉椿の湯」へのアクセス・営業時間

住所 〒790-0842 愛媛県松山市道後湯之町19-22
マップをみる
TEL 089-921-5141(道後温泉事務所)
利用料金 大人400円、子ども150円
営業時間 6:30~23:00(札止22:30)
利用時間 1時間
入浴商品 椿の湯浴室には備え付けなし。館内売店等で購入・持参可能。
休み 年末大掃除を行うため、毎年12月に1日臨時休館(日程は決まり次第、松山市の公式サイトにて案内)
駐車場 なし/周辺のコインパーキングを利用
URL https://dogo.jp/onsen/tsubaki(道後温泉椿の湯)
http://www.dogo.or.jp/pc/time/#tsubaki(道後温泉物語)
Instagram https://www.instagram.com/dogoonsen/
facebook https://www.facebook.com/dogoofficial/

道後温泉椿の湯の周辺の駐車場

「道後温泉 椿の湯」専用の駐車場はありませんが、市営駐車場(道後温泉駐車場・道後温泉祝谷東町駐車場)が2ヶ所あります。

無料臨時駐車場(54台)がありますが、使用可能な日が決まっているのでご注意ください。

詳細は松山市の公式サイトに掲載されています。

本館周辺地図及び市営駐車場(有料)、駐輪場(無料)松山市ホームページ

駐輪場は道後温泉本館東側にある道後温泉本館東側広場駐輪場と、飛鳥乃湯泉南側の道後温泉地区まち駐輪場の2ヶ所です。

本館東側広場|道後温泉本館の外観 松山市ホームページ


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