2020年10月18日に開催予定だった「お供馬の走り込み」は、新型コロナウイルスの影響で中止となりました。詳細は今治市のHPよりご確認ください。
本記事は、2019年10月20日に開催された「お供馬の走り込み」に関する情報です。
「お供馬の走り込み」という全国的にも珍しい、馬を使用したお祭りが、愛媛県今治市菊間町で、10月20日(日)に開催されます。
美しい装飾品を身につけ正装した馬に、同じく正装した少年が乗り、「ホイヤー!ホイヤー!」と参道の馬場を駆け抜ける姿は迫力があり、美しく、まさに勇壮華麗。毎年、多くの見物客を沸かせています。
また、東予地方で唯一という「牛鬼」も登場し、会場は盛り上がります。
勇壮華麗!全国的にも珍しい『お供馬の走りこみ』
秋祭りの季節だねー。

ジャック

うしお
そうね、どの地区も盛り上がってきたわね!
今日は、全国的にも珍しい、馬を使用した祭事を紹介するぞ。

たけよし

ジャック
馬がお祭りに出るの~?
そうじゃ。
愛媛県今治市菊間町(いまばりしきくまちょう)の加茂神社で行われる菊間祭りには『お供馬の走り込み』(おともうまのはしりこみ)という祭事があって、県内外からの見物客・観光客にも人気なんじゃぞ。
愛媛県今治市菊間町(いまばりしきくまちょう)の加茂神社で行われる菊間祭りには『お供馬の走り込み』(おともうまのはしりこみ)という祭事があって、県内外からの見物客・観光客にも人気なんじゃぞ。

たけよし
美しく着飾ったお供馬
昔の人は、馬をお披露目するお祭りが晴れ舞台だったんじゃ。
そこで、馬の装飾具にも贅を尽くして華やかに飾り立てておったようじゃな。
そこで、馬の装飾具にも贅を尽くして華やかに飾り立てておったようじゃな。

たけよし

うしお
うわぁー!綺麗に着飾ったお馬ね~!
正装した馬の上に載せる鞍は、今でも昔ながらの木鞍を使って、その上に色鮮やかな友禅模様の布団を載せているんですって。

越智さん

たけよし
この上に、乗子(のりこ)と呼ばれる正装した子供がのって、馬場を走り抜ける姿は勇壮華麗じゃぞ!
迫力満点!300メートルの馬場を疾走
鳥居から境内までの神社参道馬場約300mを一気に走り抜けるんじゃ。

たけよし
竹根のムチを振る音や、少年たちの「ホイヤー」という勇ましい声とともに、人馬一体となって全力疾走する姿は迫力があるわよ。

越智さん

ジャック
馬に乗っているのは子供なんだね!?
そうじゃ。
お供馬の走り込みに出ておるのは、小学校3年生から中学校3年生までの子なんじゃ。
お供馬の走り込みに出ておるのは、小学校3年生から中学校3年生までの子なんじゃ。

たけよし
朝の8時から何度も何度も疾走するんじゃよ。

たけよし

越智さん
途中から疲れてきちゃう馬がいたり、サラブレットに混じって農耕馬が走る姿なども面白みがあるわよ。
お供馬の起源

うしお
なんで「お供馬」っていうのかしら?
うむ。お祭りが行われる加茂神社では、約1キロ離れた御旅所まで神輿渡御(みこしとぎょ)が行われるんじゃ。
この渡御に走り込みに出た馬がお供することから、お供馬と呼ばれるようになったそうじゃぞ。
この渡御に走り込みに出た馬がお供することから、お供馬と呼ばれるようになったそうじゃぞ。

たけよし

うしお
お祭りの起源は古いのかしら?
そうじゃな。500年とも600年とも言われておるがのぉ。
お供馬の走り込みは、京都で最も古い神社といわれる上賀茂神社(賀茂別雷神社:かもわけいかづちじんじゃ)で行われる葵祭の前儀として行われていた賀茂競馬(かもくらべうま)の神事の流れを汲む行事といわれておるんじゃ。
お供馬の走り込みは、京都で最も古い神社といわれる上賀茂神社(賀茂別雷神社:かもわけいかづちじんじゃ)で行われる葵祭の前儀として行われていた賀茂競馬(かもくらべうま)の神事の流れを汲む行事といわれておるんじゃ。

たけよし

越智さん
その昔、上賀茂神社の社領だった菊間町も馬を奉納していたそうなの。
いつの頃にか、上賀茂神社のお御霊をご分霊して今治市菊間町の加茂神社を創設して、競馬に倣ってお供馬の走り込みが始められたそうなのよ。
いつの頃にか、上賀茂神社のお御霊をご分霊して今治市菊間町の加茂神社を創設して、競馬に倣ってお供馬の走り込みが始められたそうなのよ。
へぇ~。由緒あるお祭りの流れを汲んでる歴史ある祭事なんだね。

ジャック
東予地方唯一の迫力ある牛鬼
ウシオよ、牛鬼(うしおに)というのは、知っておるか?

たけよし

うしお
うん!宇和島地方で有名なお祭りでしょ。
そうじゃな。宇和島の牛鬼祭りが有名じゃが、この菊間祭りでも東予地方で唯一、牛鬼が奉納されるんじゃよ。

たけよし

ジャック
うわぁ~!すごい大きいんだね~!こわいなぁ。。
ハッハッハッ(笑)
たしかにの、牛鬼の首が伸び縮みして大暴れするもんじゃから、小さな子供などは怖がって泣き出してしまう子もおるのぉ。
たしかにの、牛鬼の首が伸び縮みして大暴れするもんじゃから、小さな子供などは怖がって泣き出してしまう子もおるのぉ。

たけよし

越智さん
幅2m、長さは8mという巨大な牛鬼に泣く子がいても当然よね。
首も4mほどあるのよ。
首も4mほどあるのよ。
牛鬼は、疫神を退散させようと疫病が蔓延した時に始まったらしいんじゃ。
疫神をもやっつける牛鬼じゃ、そりゃぁ怖くも見えようぞのぉ。
疫神をもやっつける牛鬼じゃ、そりゃぁ怖くも見えようぞのぉ。

たけよし
宇和島地方の牛鬼は顔が鬼面だということじゃが、菊間の牛鬼は牛面なのが大きな違いじゃな。

たけよし
菊間祭りのスケジュール
菊間まつりの醍醐味であるお供馬の走り込みのスケジュールはこちらを参考に。

たけよし
19日(土)スケジュール
9:00頃 | お供馬、加茂神社境内に集合 |
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10:30 | お供馬、町内パレードに出発(13:00頃解散) |
12:00 | 牛鬼、町内パレード(菊間小学校前より出発) |
午前~正午 | 各神社神輿、宮出し、顔見せ |
20日(日)スケジュール
8:00 | お供馬、馬場集合(11時まで随時走りこみ) |
---|---|
9:00頃 | 獅子舞、加茂神社境内到着(10:30頃まで随時演目披露) |
10:00頃 | 牛鬼、加茂神社境内到着(馬場にて練り) |
11:30 | お旅所行列開始 |
12:20 | お旅所神事 町内酒迎に各馬出発 |

うしお
加茂神社のHPを参考に抜粋させていただきました。
詳しくは、加茂神社のHPもご覧くださいね。
詳しくは、加茂神社のHPもご覧くださいね。
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菊間祭りの日程と駐車場案内地図
続きを見る
アクセスと駐車場
菊間祭り(お供馬の走り込み)が行われる加茂神社の住所は、愛媛県今治市菊間町浜1989じゃよ。

たけよし
駐車場情報

うしお
菊間祭りのための駐車場として、近隣の菊間小学校・菊間中学校を6:00から開放してくれているわよ。
両校が満車になった場合は、徒歩10分ほど離れた「今治市営緑の広場」の駐車場・グラウンドを利用するとよいそうじゃ。

たけよし
JR利用の場合

たけよし
JR使用の場合は、最寄り駅は『菊間駅』じゃよ。
加茂神社までは約1km、徒歩17分ほどじゃ。
加茂神社までは約1km、徒歩17分ほどじゃ。
近隣の観光マップ「ついでにおいでや」
愛媛県今治市の観光マップだよ!ついでに行きたいところをピックアップしたからね。マップ内の数字をクリックして関連記事にも飛ぶことができるよ。

ジャック
今治市周辺の観光案内
特集した関連記事に飛ぶから、ついでにアクセスしてみてね!

越智さん
①・今治みなと交流センター「はーばりー」
②・今治城
③・亀老山
④・大山祇(おおやまづみ)神社
⑤・タオル美術館ICHIHIRO
⑥・糸山公園
⑦・のまうまハイランド
⑧・かわら館
⑨・サイクリングターミナル・サンライズ糸山
⑩・村上水軍博物館
⑪・道の駅 よしうみいきいき館
⑫・カレイ山展望公園
⑬・鈍川温泉
⑭・ドルフィンファームしまなみ
⑮・イオンモール今治新都市