今治市 【観光・歴史】愛媛全域

日本三大水城【今治城】広大な内堀にサメやエイも現れる藤堂高虎の傑作

2016年10月17日

藤堂高虎の傑作とも言われ、数々の日本初の築城術が見られる『今治城』
今治観光におすすめの定番スポットです。

日本100名城のひとつでもあり、海水を大きな内堀に取り込んだ珍しい水城として日本三大水城のひとつでもあります。
最近では、内堀にエイやサメの姿が目撃され話題になっています。

見所の多い今治城の詳細を余すところなく紹介していきます。


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日本三大水城『今治城』日本有数の海岸平城

ジャック
タケヨシさん、今日は今治城に行くんだよね!?楽しみだなー!
愛媛県今治市にある今治城(いまばりじょう)は、高松城(香川県高松市)、中津城(大分県中津市)と並んで日本三大水城と呼ばれておるんじゃよ。日本100名城のひとつでもあるぞ。
たけよし
ジャック
水城?今治城は陸地にあるよねぇ?
そうじゃな。今治城は海岸平城とも呼ばれたりするが、海岸に城を築き、広大な堀に海水を引き込み、城内には軍船を係留するための船入を備え、海とつながっておるような珍しいお城だったんじゃよ。
たけよし

今治城

今でも海水を引き入れた内堀が残っておるじゃろう。
この内堀の幅は50~70mもあるんじゃぞ!
たけよし

山里方面内堀

うしお
これだけ大きな堀だと弓矢も鉄砲も飛んでこないでしょうね。
うむ。もちろん、そこが狙いじゃよ!
たけよし

サメやエイも姿を現す広大な海水内堀

うしお
平和な今の世の中では、このお堀に海水魚が悠々と泳いだり、元気に跳ねたりしているわね。
いろんな種類の海水魚が泳いでいるのが見れるのよ。

今治城内堀の魚

堀底には真水が染み出てるところもあって、そこには淡水魚のメダカも泳いでおるそうじゃぞ。
たけよし
ジャック
へぇ~!いろんな魚を見つけるのも面白いね!
この内堀には、海とつながっておる水路があって、潮の満ち引きによって水位も変わるんじゃよ。
たけよし

水路

うしお
この水路のすぐ向こうは今治港の内港よね。
ジャック
あ!ウシオお姉ちゃん、タケヨシさん!エイだよ!エイ!

これはまた珍しい海からのお客様じゃのぉ。
たけよし
うしお
昨年、今年とトチザメも目撃されているのよ。

海とつながっていることを実感するね。
ジャック

築城の名手・藤堂高虎による傑作名城

ところで、ジャックよ!この今治城は誰が築いたか知っておるか?
たけよし
ジャック
えーっと、、、
確か、今治城のところに馬に乗った人の像があったよねぇ・・・

うむ。藤堂高虎(とうどうたかとら)じゃよ。
築城の名手とも言われ、今治城にも数々の彼の技術が注ぎ込まれておるんじゃぞ。
たけよし

砂浜に立つ今治城の別名

うしお
今治城は、地元の人には『吹揚城』(ふきあげじょう)とも『美須賀城』(みすかじょう)とも呼ばれているわよねぇ。どうしてかしら?
そうじゃな。それは、この城を築いた土地に由来するんじゃ。
藤堂高虎は、もともとあった山城の国府城を捨て、瀬戸内海や西国大名を監視するのに優位な場所を選んだわけじゃが、そこは海浜だったんじゃよ。
たけよし
ジャック
えーー!ここは、砂浜だったの!?
そうじゃ。だから、砂が吹き上げる浜に立つ城という意味から『吹揚城』と呼ばれたり、美しい砂浜(=須賀)に立つ城や海を見すかす(見透せる)城という意味から『美須賀城』と呼ばれたりするんじゃよ。
たけよし

犬走りと高い石垣

うしお
へぇ~。でも、砂浜なんて地盤が脆弱で、築城には苦労したでしょうね。
そうじゃろうのぉ。
そこで藤堂高虎は、軟弱地盤を強固にするために、犬走りを設けて、石垣の基礎部分を固めたんじゃ。
たけよし

高い石垣と犬走り

石垣の下に細長い通路のようなものが見えるじゃろ!あれが犬走りじゃよ。
たけよし
ジャック
へぇ~!それにしても高い石垣だなぁ!!
砂浜の上にこんな高い石垣を作れるなんて本当にすごいねっ!
高い石垣も藤堂高虎の特徴じゃな。
脆弱な砂浜の上に築かれた高い石垣は日本初とも言われておるぞ。
石垣は『野面積み』と言う積み方で、自然石を加工せずにそのまま積み上げたものじゃよ。高さは9~13mもあるんじゃ!
たけよし
うしお
この地盤固めや石垣の石の調達に関しては、面白い伝説が残っているわね。
そうじゃのぉ。それも後で紹介しようかのぉ。
たけよし

日本初の枡形虎口と格式高い鉄御門

さぁさぁ、城郭内へと参ろうぞ!
たけよし
越智さん
今治城は、明治維新後に建造物のほとんどが取り壊されてしまって、江戸時代当時のものが残っているのは、内堀と石垣だけなのよ。
でも、1980(昭和55)年に市制60周年事業として天守が再建されたのを始めとして、櫓や門などが再建されて、2007(平成19)年に築城400年記念事業として鉄御門が再建されて、今の雄大な城郭となっているのよ。

お堀の橋

うしお
大きな内堀の上にかかるこの橋を歩いていくのね。

守りの堅い枡形虎口

ジャック
うわぁ~!近くに行っても、まだ高い石垣がそびえているんだね!

ジャックよ。ここで何か気がつかんか?
たけよし
ジャック
えぇ~?なんだろう?
上からの写真を見たらわかるかのぉ?
ジャックが敵として今治城を攻めてきたとしたら、どうじゃ?
たけよし

枡形虎口

ジャック
うわっ!!3方囲まれてるや!!
こりゃぁ~お城に攻め入るのは大変だね。
はっはっはっ。気づいたようじゃのぉ。
今は開いておる面にも昔は『高麗門』という門があったんじゃよ。
門を破ったと思っても、まだ3方囲まれておる。入り口を囲む多聞櫓から敵を攻撃じゃ。守りの堅い城じゃろ!
たけよし
ジャック
うん!すごいや!
こういう形を『枡形虎口』(ますがたこぐち)と言っての、日本で初めて今治城で試みられたといわれておるんじゃよ。その後、江戸城や大阪城など各城に普及していったようじゃ。
たけよし

鉄壁の鉄御門

守りの堅い枡形虎口の一面を守るのがこの『鉄御門』(くろがねごもん)じゃ。
たけよし

鉄御門

ジャック
この門は、どうして黒いの?
ジャック、近づいてよーく見てみるんじゃ。
門扉に短冊状の鉄板を打ち付けておるんじゃよ。
たけよし
ジャック
わー!本当だー!!すごいや!
まさに鉄壁の守りだね。
このような鉄御門は、格式の高い城にしかない特別な城門なんじゃぞ。
藤堂高虎が徳川幕府から、いかに高い信頼を受けていたかということじゃな。
たけよし

うしお
直径1mという立派な冠木も一見の価値があるわよ。

今治駅から徒歩5分・治療説明が明確

天守の中は博物館と今治一望できる展望台

越智さん
現在『吹揚神社』がある辺りが本丸だったそうよ。

うむ。この単純な四角形を組み合わせたような縄張りも藤堂高虎の知恵じゃの。
単純な形にしたことによって、工事が容易に短期でできるようになり、城内を広く使えるなど、効率的で合理的な城作りを行ったんじゃ。
たけよし

今治城天守

ジャック
早く登城しようよー!
そうじゃのぉ。
たけよし

越智さん
現在の天守は、1980年に再建された五層六階のコンクリート造の模擬天守なのよ。
築城当時は、日本初の層塔型といわれる各階を順に小さくしていく構造の5層天守だったそうよ。
でもね、資料の欠如から実際に天守が存在したのか疑う説もあるのよ。
うむ。実在したのかどうか・・・歴史のロマンを感じなから登城するのも趣があってよかろう。
たけよし

うしお
天守内は博物館のようになっているわよ。
展望台を除いて写真撮影は禁止なのよ。
今治城がかつては内堀、中堀、外堀の3重の堀に囲まれておった当時の絵図や甲冑・刀剣の展示など興味深いぞ。
たけよし
越智さん
天守は『歴史資料館』、天守2階から続く多聞櫓は『自然科学館』になっていて、今治近隣で採取された動物や植物の標本や、世界の珍しい貝や動物の標本もあるの。
瀬戸内海の海底から引き揚げられた、ナウマンゾウの化石なんてのもあるのよ。

天守からの眺望

うしお
展望台からは今治市街を一望できるわ。
港方面を見ると、今治城と海の近さを実感できるわね。遠くには、来島海峡大橋も見えるのよ。

天守からの眺望

天気のよい日には、石鎚連峰も見渡せるぞ。
たけよし

総合博物館のような櫓

越智さん
天守で購入した観覧券で、現在再建されている3つの櫓、『御金櫓』(おかねやぐら)・山里櫓(やまざとやぐら)・武具櫓(ぶぐやぐら)にも入れるから、せっかくだから見ていきましょっ!
そうじゃのぉ。
たけよし

御金櫓

御金櫓

二の丸の東隅にある二重櫓じゃ。金蔵の役割を果たしておったぞ。
たけよし
越智さん
現在は、郷土に縁のある芸術家たちの作品を展示する現代美術館のようになっているわよ。

山里櫓

山里櫓

二の丸北西隅の二重櫓じゃ。山里と呼ばれる庭園の方にあった櫓じゃのぉ。
たけよし

山里櫓内

越智さん
現在は、陶磁器や掛け軸などを展示する古美術館になっているわよ。

鉄御門と武具櫓・多聞櫓

武具櫓は、先に紹介した二の丸の表門である『鉄御門』や長大な多聞櫓とつながっておるぞ。
たけよし
越智さん
現在は、すばらしい木造建築の内部が公開されているわよ。

多聞櫓内部

ジャック
うわぁ~!!大きな梁がいくつもいくつもあって、かっこいいし綺麗だね~!
天井板がないから、梁がよく見えておるじゃろぉ。史実に忠実に再現したそうじゃ。
たけよし